苦を当たり前になる思考になりたいです。
こんなお悩みに答えます。
この記事では、「楽を求めると苦になる理由」について紹介します。
僕も楽を求めて生きてましたが、今は苦を意識して過ごしてます。
最後まで読むと、苦が当たり前の注意点も知ることができます。
ではさっそく見ていきましょう。
楽についての解説
まずは、楽について解説します。
- 肉体・精神の2つの楽
- 人は楽を求める生物
- 快楽と楽の違い
1つずつ解説していきます。
楽について①:肉体・精神の2つの楽
楽というのは、肉体的・精神的の2つに分けることが可能です。
肉体的な楽というのは、トレーニングの負荷が少ないのが当てはまります。
反対に、肉体的な苦としては、筋肉痛になるほどの重労働が挙げられます。
主に運動や労働面の内容で、肉体的な楽が得られます。
一方、精神的な楽というのは、歯磨きなどの日常生活に起こりえます。
食事・睡眠などの行為は、精神的に負担になることは少ないでしょう。
日常生活の動作
- 食事・食事の準備
- 掃除・洗濯
- 入浴・睡眠
日常生活の動作は、無意識でも、問題なく行動することができるでしょう。
反対に、学校の宿題や慣れない動作は、精神的に容量を使います。
学校の宿題は基本的に、肉体よりも精神を使って勉強します。
どちらが大切の優劣はありませんが、1日に使える量は限られています。
そのため、やることを決める際にどちらの分野か意識することは大切です。
- 筋トレ:肉体的
- 運動:肉体的
- 勉強:精神的
- 資格:精神的
片方だけ頑張るのは可能だが、メンタル的に病んでいく可能性があります。
楽について②:人は楽を求める生物
人間は楽を求めて生きている生物です。
そうでもしないと、今まで生きてくることができなかったでしょう。
無駄なエネルギーを使わない生存本能があります。
根底に生きるためという理由がありますが、変化しないことが重要です。
環境が変化してしまうと、死のリスクが高まる可能性がありました。
環境の変化例
- 住む場所を変える
- 付き合う人を変える
昔は、共同体がメインで、イレギュラーは排除される傾向でした。
もちろん今の世の中は、そんな野蛮なものではありません。
ただ、本能的には同じようなものを持っています。
死のリスクは減少したが、変化を恐れて楽を求めるように設計されてます。
そのため、同レベルの人と仲良くなっていくことがあります。
同レベルだと、変化することを求められないため、楽です。
どうせ死ぬのだから、無理して頑張る必要はないかなと思います。
楽について③:快楽と楽の違い
快楽と楽の言葉は似ているようですが、意味合いは違います。
- 快楽:行動して進歩
- 楽:現状維持
どちらも楽なのですが、能動的か受動的という違いがあります。
自分で行動するからこそ、変化して現状を変わる快楽があります。
ただ現状維持をしているのは、楽なだけでドーパミンは出ません。
むしろ、何もせずに虚しくなっていきます。
虚しくなって、自信をなくして、余計に楽を求める悪循環が続きます。
快楽は目に見えないものなので、実感するしかありません。
楽を求めると苦になる理由
次に、楽を求めると苦になる理由を解説します。
- 苦なことの方が多い
- 苦に敏感になっている
- 楽を浴びると普通に変化
順番に解説していきます。
苦になる理由①:苦なことの方が多い
世の中には、楽よりも苦のことの方が多く存在しています。
そもそも楽なことは、そう簡単に転がっていません。
スマホを触って、楽に時間を潰すことくらいでしょう。
楽を求めて触っても、他の苦が多すぎて苦労しかねません。
楽なものが少ないのに、楽を求めても苦に直面することが多いです。
世の中の苦労
- 外見主義
- 学歴主義
- 経済格差
もちろん苦労して?努力することで、得られるものはあります。
そういう面では、苦労することで報われるのは有り難いです。
ただ楽をしたい人が多く、途中で挫折するのは事実でしょう。
与えられた環境に頼ることなく、自分で掴み取ることは大切です。
苦になる理由②:苦に敏感になっている
人間は生きていく上で、苦に対して敏感です。
反対に、当たり前になっている楽には、鈍感になってます。
日常のありがたみに感謝している人は少ないでしょう。
それに周りと比較するのが容易な時代だからこそ、より苦に敏感です。
あいつよりも不憫な環境と、比較して凹むことが多いはずです。
生きていく上で苦労に敏感なのは、仕方がありません。
ただ、あえて苦に鈍感になることも重要です。
鈍感になるためには
- 上手に受け流す
- 完璧主義を辞める
- 余計なことを考えない
苦に対して、鈍感になることで、感情に左右されずに行動できます。
考えながら、行動を始めることは正直難しいことと思います。
考えてしまうと、結局マイナスな思考になり、行動できないです。
行動することで、やることだけ考えれるため、まずは行動です。
苦になる理由③:楽を浴びると普通に変化
楽なことを浴び続けると、当たり前に変化していきます。
当たり前のことに変化すると、また別の楽を求めて生きていきます。
ただし、そう簡単に楽なものはないため、苦に直面することが多いです。
苦に向き合えれば良いですが、楽に慣れ親しんだ脳だと危険です。
より楽なものに流されていき、抜け出すことができない可能性もあります。
特にスマホやパチンコなど目先の楽には、注意が必要です。
目先の快楽の例
- スマホゲーム
- パチンコ・競馬
- 過度の飲酒・喫煙
思考・感情だけでなく、仕組みを整えて改善していくことが大事です。
感情だけでは、目先の楽に負けてしまうことがほとんどでしょう。
ただ、目先の欲で満たされ続けることはないです。
僕も一時期受験勉強で、逃げまくっていた時期がありました。
ただ、逃げ続けても得られるものは、空虚感しかないです。
苦が当たり前と考える思考
次に、苦が当たり前と考える思考を紹介します。
- 楽を得るための苦労
- 成功のため通過点
- 自信がないから行動する
- 思い通りならないの普通
順番に解説していきます。
苦が当たり前の思考①:楽を得るための苦労
苦を当たり前にするには、楽を得るための苦という認識を持つことです。
実際のところ、苦労した後に楽が待っていることが多いです。
- 受験勉強→理想の大学生活
- 筋トレ→理想の外見
- 就活→理想の社会人生活
当たり前のことですが、苦労の裏にはその後の楽が存在してます。
むしろ、その後の楽を得るために苦労している気がします。
ただ、苦労して得た楽もその内物足りなくなるのが、他人の性です。
また新しい何かを求めて、苦労の中に飛び込んでいくことになります。
それならば、苦労が当たり前と思ってる方が楽です。
ゴールは、その人によって違うため、自分で設定しましょう。
ゴールの設定方法
- 現状を理解する
- 理想像を把握する
- できそうなことを出す
目標がなんであれ、同様の方法で今するべきことを知りましょう。
この習慣があれば、楽に流されることは減っていきます。
苦が当たり前の思考②:成功のため通過点
苦労は、成功するための通過点でしかありません。
そもそも成功と失敗は、2つに分かれているものではありません。
成功の途中に、苦という失敗があるだけです。
成功のイメージとしては、山を登ると同じ感じになっています。
その途中に、大変な道や苦労がたくさんあります。
- 進むモチベがない
- どこにいるか分からない
- 進む装備ではない
基本的に、モチベ低下が原因で挫折することが多いです。
モチベ低下として、結果が出ずに苦労に耐えられないが挙げられます。
結果が出ない間に耐えるのも、苦を当たり前の方が容易です。
苦労するのが当たり前だからこそ、結果を気にせずに継続できます。
苦が当たり前の思考③:自信がないから行動する
自信があると、最大限行動しなくても満たされています。
本当に今に自信があれば、行動しなくても問題ありません。
今に満足していないから、それを求めて行動するようになります。
足りない何かを補うために、前に進もうと行動します。
前に進むとなると、苦労が嫌でもついてきます。
また自信をつけるためには、難しいことを乗り越えることが必要です。
自信をつけるコツ
- 小さな成功体験を積む
- 人と比べるのをやめる
- 自分磨きを行う
- 自分に嘘をつかない
- 当たり前のことを確実に
以前より自信がつくと、困難にも耐えれると実感する可能性が上がります。
その結果、苦労をものともせずに乗り越えることがあります。
最小限の自信は、持っておくことが必要です。
自信がないと、行動することにも不安を覚えて行動できません。
苦が当たり前の思考④:思い通りならないの普通
世の中は、思い通りにならないことで溢れています。
ただ、少しは自分で変えることのできることも存在します。
自分で変えれるもの
- 自分の容姿・スタイル
- 自分の思考・習慣
- 自分がいる環境
簡単にまとめると、自分の現在・未来は変えることが可能です。
もちろんご存知のように、他人を無理に変えることは難しいです。
それと同様に過去を変えるのも、現時点では無理です。
そう思うと、自分で変えれるものは少ないなと改めて見えてきます。
思い通りにならない=苦と捉えると、苦が当たり前の世界と感じます。
自分が変わることで、周りも少し変えることは可能です。
自分が変化することで、周りの評価も上がっていきます。
苦が当たり前の注意点
最後に、苦が当たり前の注意点を紹介します。
- 苦に備えている感覚
- 目標あるものだけでOK
- 考えるだけは良くない
- 周りに苦を強要しない
1つずつ解説していきます。
苦の注意点①:苦に備えている感覚
苦が当たり前なのは大切ですが、常に苦の中にいる必要はありません。
楽という明確な目標を持って、それに備えて行動するイメージです。
自ら苦労の中に飛び込むことは大変な人が、ほとんどです。
簡単にいうと、苦労が来たときに逃げないようにしましょう。
逃げても、またやらないといけないことはやってきます。
逃げたことは、いつか必ずどこかで正面から対峙する事になります。
逃げることを否定はしませんが、最初から戦えるようには準備が必要です。
困難から逃げないコツ
- 目標を細分化する
- やる環境を作る
- 時間を決めて取り組む
- 本当にやりたいことか確認
世の中は苦に溢れていますが、心からやりたいことのみに特化しましょう。
やりたくないのに、苦を耐えることは基本難しいことです。
逆に受験勉強を乗り越えた人なら、好きなことも貫けます。
受験勉強の価値は、やりたいことが決まってない学生にこそ価値ありです。
受験終了後の生活に、大いなる自信を与えてくれると思います。
苦の注意点②:目標あるものだけでOK
先ほども少し言いましたが、自分が納得したものだけでOKです。
僕はブログの目標はありますが、運動の目標は持っていません。
むしろ、楽しんで身体を動かすように心がけています。
全部を完璧に求めても、全部中途半端に終わることが多いです。
1つに絞るメリット
- 優先順位が明らかになる
- 好きなことに時間が使える
- 判断をすぐに行える
一生をかけてでも成し遂げたいことがない人は、徐々に探しましょう。
もちろん、やりたいことがある人は、他のことも楽しみましょう。
煮詰まったときの気分転換は大事です。
1つに絞ると効率は良いですが、辛いタイミングがやってきます。
そのときに、息抜きできる手段を持っておくことは有効です。
苦の注意点③:考えるだけは良くない
苦は当たり前と言いましたが、考えるだけは良くありません。
考えても出てくることは、マイナスなことがほとんどです。
マイナスなことを考えると、足が重くなってしまいます。
その結果、行動するまでに時間がかかり、余計に嫌になっていきます。
すぐに行動する方法
- 余計なことを排除する
- スピードを重視する
- とりあえずやってみる
- 常にそのことを考える
確かに頭の中で考えることは、本当に重要なことになります。
思考なしにとにかく行動しても、いつかやる気もなくなっていきます。
なので、常に考え続けて、行動の際にアウトプットしましょう。
よく量とスピードが対比されますが、2つとも重要な要素と思います。
どちらかと割り切るのでなく、大切だからこそ両方追い求めるべきです。
苦の注意点④:周りに苦を強要しない
苦を当たり前思考にすると、周りにも苦を強要することがあります。
会話の当初は気づいていなくても、後に後悔することが多いです。
周りに自分の基準を求めることは絶対にNG行為です。
むしろ、言ったところで変わらないスタンスでいましょう。
他人を変えることは、そんなに簡単なことではありません。
それならば、自分をしっかりと磨き続ける方が絶対に良いです。
その友人が好きなら、何があっても離れることはないでしょう。
まとめ:楽と苦は表裏一体
「楽を求めると苦になる理由」を紹介しました。
日々楽を求めて生きている人は、多いでしょう。
ただ、楽を求めると痛い目をすることが基本です。
楽と苦は、その人の捉え方ですぐに変わる要素と思います。
考え方が変わるだけで、少し気楽に生きることができるでしょう。